2003年、ニューヨークのマンハッタンのアパートで小さな命を授かりました。

 

クリクリとした、かわいい丸い瞳で私を見つめる生まれたばかりの小さな娘を抱いて、こんなに大切な命を授かった私にできることは何だろう？と考える日々を送っていました。

 

なぜなら当時のアメリカは、ちょうどイラク戦争へと突入していたため、機関銃を手にした迷彩服姿の兵士や戦車を、毎日、街中で目にする日々を送っていたからです。それと同時に超富裕層の人たちが、何一つ不自由のなさそうな生活を謳歌している姿を垣間見て、幸せって本当はどんな形をしているのだろう？と思わずにはいられない毎日でした。

 

そして数年が過ぎ、東京に戻り第二子を授かった後に体験したのは、福島の原発事故でした。

 

生きていく上で一番大切な空気・水・そして食べ物が、一瞬にして安全なものではなくなってしまった瞬間を体験しました。 20世紀は、お金・便利さのために破壊行為を繰り返してきましたが、21世紀は、自然との調和や共存というテーマで、精神の充足を大切にする新しい価値観を創造していく時代だと私は考えています。

 

大自然は日々、私たちの身体・心・魂を健全に育むために、絶対不可欠な大いなる恵みを与えてくれています。そこに気がつき、感謝して生きていく人たちが増えれば、きっと今までになかったような素晴らしい世界が拓けてくるのではないでしょうか？

 

Mom & Earth Organicsは、そんな最も大切な価値観を共有し、暮らしに取り入れてくださる仲間を増やすために立ち上げたブランドです。

 

一人の気づきと選択、そして行動はたとえ小さくても、決して取るに足りないことではありません。その一つ一つが連鎖し、子供たちが安心して暮らせる環境を残すための大きな動きへとつながります。同じような想いを抱く女性やお母さんたちと共に、美しく調和した素晴らしい世界を創造していければと切に望んでおります。